電子トリートメントの持ち

「◯◯のトリートメントってよく持つけど、電子トリートメントてどうなんですか?」

髪は死滅細胞なので、生えてきた時が一番健康で(死滅細胞に健康というのも変ですが、ダメージを受けていない、と捉えてください)

 

 

毎日の洗剤(シャンプー)による洗浄、紫外線、排気ガス、ブラッシングの摩擦、ドライヤーやコテの熱などで日に日に傷んできます。

そこへ髪を一番傷ませる原因の、パーマやカラーによる薬剤処理が入ると、一気に加速します。

要するに、生えてきた日を境に右肩下がりで傷むんです。

 

 

傷むと手触りは悪くなり、ガサガサしてきます。

一般的なトリートメントは、髪の表面にシリコンやオイルなどで膜を作ってコーティングするので

つるっとなめらかな手触りになりますね。

だから

「◯◯週間持つのよ!」

とかいう話になるのです。

 

電子トリートメントは

水分と電子(抗酸化物質)の補給=傷みの進行を止める

 

 

なので

パーマやカラーの前にすると

薬剤によってこれから起こる傷みを最小限にとどめるため、結果、髪が傷まない。

 

 

毎日のケアに使うと

紫外線やドライヤーで失われた水分と電子をその日のうちに補給するので髪が傷まない。(帰宅後にスッカラカンになっているスマホのバッテリーをチャージして満タンに戻すイメージ)

 

 

一般のトリートメント、アウトバストリートメントが、ファンデーションのように傷んだものにフタをして隠すようなもの。

対して電子トリートメントは傷みのない髪を作っていくもの。

 

 

ですので、どのくらい持つか?

と聞かれますと

コンディションの良い髪は1ヶ月くらい感じるでしょうか。

 

 

正直に申し上げると

瞬間的にツルツルにできるのはシリコンやオイルコーティング系のトリートメント(剥がれたらおしまい、長期的に見て髪は傷んでいく)

 

傷みのない美しい髪にしたい方は電子トリートメント

 

です。

 

ハイダメージ毛の場合は電子トリートメントしつつ、

毛先にはコーティング系でごまかす、

という、併用がよろしいかと。